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新型コロナウイルス抗体検査(出張検査可・6月8日更新)
九段下駅前まめクリニック(東京都千代田区)、池袋東口まめクリニック(東京都豊島区)、新橋駅前まめクリニック(東京都港区)では、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、平日日中・夜間、日曜・祝日に5月中旬より採血から15分で結果がわかる新型コロナウイルス抗体検査(IgM/IgG)を行っております。
当院で用いている検査キットは、米国FDA認証及び欧州CE認証を受けており、新型コロナウイルスのPCR陽性者・陰性者との結果一致率が99%・98%という正確性の高いデータが出ております。
さらに、6月より、迅速検査キットより精度が高いといわれ、厚生労働省の調査で用いられた米国アボット社のCLIA法を用いた精密検査を開始しております。
検査枠に限りがありますので、早めのご予約をお願いします。
※医師からの結果説明・医療相談・結果証明書のお渡しを行っております。
※発熱症状のある方の検査はお断りしています。抗原検査やPCR検査とは検査の目的が異なります。
※企業への出張検査も可能です(20人以上・団体割引可能、100人以上の検査も対応しています)。
※IgMのみ陽性の場合、別の検査方法での再検査をさせていただくことがあります。
<現在の予約可能状況>
6月いっぱいはこのスケジュールで実施予定です。
月曜日:10時~14時(池袋院)、16時~20時(九段下院)
火曜日:10時~14時(池袋院)、16時~20時(九段下院)
水曜日:10時~14時、16時~20時(池袋院)18時~22時(新橋院)※新橋院は6/17より
木曜日:10時~14時(池袋院)、16時~20時(九段下院・池袋院)
金曜日:10時~14時、16時~20時(池袋院)
土曜日:実施しておりません。
日曜日:10時~18時(九段下院・池袋院・新橋院)
<予約はこちら>
※抗体検査は毎日実施しているわけではないため、予約可能日にご注意ください。
<費用>
医師からの結果説明・医療相談・結果証明書が付いてきます(精密検査は結果メール送付も可)
1回 | 3回分セット | |
---|---|---|
迅速検査(イムノクロマト法:ICA法) | 9,000円 | 24,000円 |
精密検査(CLIA法) | 10,000円 | 27,000円 |
※検査のセットは、ご家族や同一企業などで一度にまとめてご利用される場合も利用可能です。
※税抜き・その他の費用はかかりません。クレジットカード・キャッシュレス対応です。
※精密検査の確認はWeb上でお願いしております(検査結果はこちら)。
<問い合わせ先>
九段下院:
03-6256-9273
mameclinic.kudanshita@gmail.com
池袋院:
03-6915-2472
mameclinic.ikebukuro@gmail.com
新橋院:
03-6205-8297
mameclinic.shinbashi@gmail.com
湖西市鷲津院:
053-489-8837
mameclinic.kosaiwashizu@gmail.com
こんな方におすすめです。
- これまで自覚症状は無かったが、過去に新型コロナウイルス感染症にかかっていたか心配な方
- 14日以上前に発熱などの症状があり体調は改善したが、新型コロナウイルス感染症であったか心配な方
- 多くの方と接する機会のある職業の方
- 高齢者や基礎疾患を持っている方と同居している方、地方への帰省を考えている方
- 出勤や登園登校の際に抗体を持っているか確認したい方
- 企業で抗体保有者が何人いるか調べたい方
新型コロナウィルスの抗体とは?
抗体とは、生体の免疫反応によって体内で作られるものであり、微生物などの異物を攻撃する武器の一つです。
抗体は免疫グロブリンとも呼ばれ、IgG、IgM、IgA、IgD、IgEの5種類があります。
抗体は感染してすぐには作られませんので、発症してからしばらく血液中の抗体が検出されない時期があります。
下の図を見ていただければわかるように、新型コロナウイルスでは、発症から概ね2週間くらいで8割の人が、発症から概ね3週間くらいでほぼ全ての人が、IgGが陽性になります。
しかし、この図を見てお分かりのとおり、発症して間もなくは抗体を測定しても検出されない方が多いので、新型コロナウィルスの抗体検査が陰性であっても、発症して2週間未満であれば「新型コロナではないとはいえない」ということになります。
発症からの日数と抗体陽性率の推移

https://www.nature.com/articles/s41591-020-0897-1より
抗体とPCR検査の違いは?
一方、発症してすぐに陽性になるのがPCR検査です。
PCR検査はウイルスの遺伝子の一部を測定しますので、発症してウイルスが増えている状態で検査を行えば陽性となります。
下の図が、新型コロナウィルスの発症からの日数とそれぞれの検査の陽性率の推移を見ているものになりますが、発症から3週間はPCR検査が陽性になりやすく、発症から3週間目以降は抗体(IgM/IgG)が陽性になるといわれています。
つまり、発症してからしばらくの間の新型コロナウィルス感染症の診断には、PCR検査が向いており、新型コロナウィルスに感染していたことを後から知るためには抗体検査が適しているということになります。
発症からの日数とPCR検査、抗体検査、ウイルス分離の陽性率

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2765837より
抗体検査はどのように役立つのか
では抗体検査はどのように使用するのが適切なのでしょうか。
外来患者の2.7%に新型コロナの抗体 神戸・中央市民病院が1000人調査
5月2日のこちらのニュースでは、神戸市立医療センター中央市民病院で行われた抗体検査で、外来患者1000人のうち2.7%が陽性であったと報じています。
私達が気がつかないところで、無症状のまま新型コロナウィルスの感染が広がっており、いわゆる「不顕性感染(無症状感染)」が相当数あることが推測されます。
したがって、新型コロナウィルスの抗体検査を行うことで、PCR検査で実際に診断を受けた方以外に、診断されていない(主に無症状~軽症の)感染者がどれくらいいるのかを把握するためには、抗体検査が適しています。
当院で導入している抗体検査は、血液を用いた検査で約15分で結果が出ることから、とても簡便に実施できるのが特徴です。
抗体検査結果の解釈について
検査結果を解釈する上での注意点もあります。
神戸市での抗体検査の結果をそのまま解釈すると、神戸市民のうち2.7%はすでに新型コロナに感染しているということになります。
しかし、現在用いられている抗体検査キットがどれくらい正確なのかに関する情報がまだ十分ではありません。
抗体検査キットを販売している会社のカタログには、感度・特異度についての記載はありますが、どの時期の新型コロナ患者の検体を用いられて検証が行われているのかについては不明であり、キットの性能評価もまだ定まっていません。
コロナウイルスの中には風邪の原因となるヒトコロナウイルスも4種類ありますが、これらの風邪ウイルスと交差反応が起こり、風邪を引いた人でもこの新型コロナの抗体検査キットが陽性になってしまう可能性もあります。
確かに、麻しんや風しんなどの抗体検査については、抗体価の高さとその感染症に対するかかりにくさが関連することが分かっています。
しかし、新型コロナウィルスに関しては、抗体の陽性とかかりやすさとの関係も明らかではありませんし、抗体がどれくらい持続するのかについても、まだ分かっていません。抗体が陽性だからといって、二度と感染しないわけではない可能性があることにも注意が必要です。
ご相談ください
東京都千代田区九段下、豊島区池袋で内科・総合診療・性感染症外来をお探しなら九段下駅前まめクリニック、池袋東口まめクリニック、東京都港区新橋で性感染症外来をお探しなら新橋駅前まめクリニックにご相談ください。
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